注目の句集・俳人注目の一冊・岩淵喜代子『末枯れの賑ひ』 2024年4月22日 樸(あらき)俳句会 コメントするphoto by 侑布子 俳句は「喜怒哀楽を心の中で消化した後に謳い出す精神の醗酵を待つ詩形」(『頂上の石鼎』二〇〇九年刊)という俳句観をもち、論作をよくする作者の熟成期の第七句集。原裕と川崎展宏、両師の詩脈を継ぎ、抒情と人間洞察において深々とした大人の渋い句集である。(恩田侑布子選評) ↑ クリックすると拡大します