角川『俳句』3月号、お読みになりましたか。樸が大きく取り上げられています。
まず、「句集フォーカス」として代表・恩田侑布子の第五句集『はだかむし』が、8ページにわたって特集されました。恩田のエッセイと自選20句に加え、国際日本文化研究センター名誉教授で仏教学者の末木文美士氏による句集鑑賞「恩田侑布子を読む」が掲載されています。末木氏は「いざ、蓬莱山へ!ー恩田侑布子句集『はだかむし』に寄せて」と題し、最新の恩田論とも言うべき素晴らしい鑑賞文を寄せてくださいました。また、行方克巳、小川軽舟、松村由利子の各氏ら俳句・短歌界の7人が、『はだかむし』の濃密な「一句鑑賞」を寄稿。たいへん読み応えのある特集になっています。
そして、樸の会員である田中泥炭(第6回芝不器男俳句新人賞受賞)、古田秀(全国俳誌協会第4回新人賞受賞)の2人の新作7句が、「俳人スポットライト」コーナーに掲載されました。このコーナー掲載の俳人は4人。うち半分が樸のメンバー、という快挙です。
さらに、201ページには「樸」初の雑誌広告も掲載されています。新しいお仲間を一同お待ちしています。
歌舞伎でいえば「こいつは春から縁起がいいわい」。角川『俳句』編集部様の引き立てに感謝するとともに、春からの樸の新たな飛躍に繋げたいものです。