「ポール・クローデル展記念シンポジウム」(2018年6月17日(日)神奈川近代文学館)で配布された恩田侑布子訳・ポール・クローデル『百扇帖』のレジュメを掲載いたします。 『百扇帖』百七十二篇の完訳をしてみました。その中から三十三篇をご紹介いたします。 翻訳はクローデルの原詩の熱く大きな息とうねりに身を任せるエロス的な体験でした。願ったのは、意味の直訳ではなく、日本語の詩歌として自立できるものであり、日本の風土と文化の伝統に根の生えた表現です。果たしてそれがどこまで達成できているでしょうか。お読みいただくお一人お一人の御胸に、ひとつでもぽおっと灯ることができれば嬉しく存じます。 恩田侑布子 ↓ クリックすると拡大します 「今に生きる前衛としての古典―― 詩人大使クローデルの句集『百扇帖』をめぐって」 日 時 2018年6月17日(日)13時30分開演 会 場 神奈川近代文学館 展示館2階ホール コーディネーター 芳賀徹 シンポジスト 夏石番矢 恩田侑布子 金子美都子