注目の句集・俳人注目の一冊・小川楓子『ことり』 2022年10月29日 樸(あらき)俳句会 コメントする 楓子のみずみずしい感性、無垢の詩性にひそむ人間洞察の鋭さは、いつもやさしい温もりと息を合わせる。現実と俳句をつなぐポエジーの橋は部材からして新しい。鉄やコンクリではない。まだ、誰にも名付けられていない素材、スタイル。現代俳句がこんなにいとしい現代詩であったことが、かつてあっただろうか。 (恩田侑布子) ↑ クリックすると拡大します