
2020戸田書店オリジナルノートカレンダーに樸俳句会員の作品が掲載されています。(戸田書店さんは静岡市に本店があり、全国に30店舗以上展開しています。ノートカレンダーは本を買うと貰えます)
ご高覧いただければ嬉しく存じます。
(選・恩田侑布子)
1月
初風に鵬のはばたき聞かんとす 恩田侑布子 スケートの靴紐きりりすでに鳥 松井誠司 2月
その人のうすき手のひら梅の径 山本正幸 3月
げんげ編めば編むほどひと日長くなる 田村千春 4月
花予報線量数値一画面 猪狩みき 5月
メーデーや白髪禿頭鬨の声 島田 淳 薫風や四元号を駈くる友 前島裕子 6月
梅雨めくや父の書棚に父を知る 石原あゆみ 金山やつるはし跡の青蛙 海野二美 7月
シニヨンは固し睡蓮閉ぢぬ間の 見原万智子 まづ風に流れ蜘蛛の囲作りたり 樋口千鶴子 8月
梨剥いて断捨離のこと墓のこと 伊藤重之 9月
爽籟やあなたの鼓動聞きわける 萩倉 誠 独り居の上手に炊けしきのこめし 戸田聰子 10月
馬鈴薯をふかしゲバラの日記読む 芹沢雄太郎 11月
柚子百顆草間彌生と混浴す 村松なつを 12月
石畳あてなく暮るる漱石忌 天野智美 あの頃のセーターさがす鬱金いろ 林 彰

2018戸田書店オリジナルノートカレンダーに樸俳句会員の作品が掲載されています。
(戸田書店さんは静岡県静岡市に本店があり、全国に30店舗以上展開しています。ノートカレンダーは各店舗で無料で貰うことができます) (選・恩田侑布子)
1月 富士浮かせ草木虫魚初茜
恩田侑布子
2月 街路樹のまだ影薄き余寒かな
久保田利昭
3月 朝日入る一膳飯屋わかめ汁
佐藤宣雄
〃 割れ易き父の爪切る春の昼
森田 薫
4月 昼酒の蕎麦屋に長居柳の芽
伊藤重之
〃 妻と子は動物園へ春障子
西垣 譲
5月 仏間にも母の面影大牡丹
塚本敏正
〃 口笛を鋤きこむ父の夏畑
大井佐久矢
6月 風立ちて竹林にはか夏日影
松井誠司
7月 アリランの国まで架けよ虹の橋
杉山雅子
〃 パラソルを廻しつゝ約束の時
樋口千鶴子
8月 貝風鈴カウンセリング始まれり
山本正幸
9月 哲学を打ち消す夜半のすいつちよん
山田とも恵
10月 秋うらら窓に一列指人形
戸田聰子
11月 通されし仏間の脇のからすうり
藤田まゆみ
12月
ディラン問ふ 「How do you feel」(どんな気分)と枯野道
萩倉 誠
〃 鍋帽子かぶせて待つや大みそか
原木裕子
代表・恩田侑布子。ZOOM会議にて原則第1・第3日曜の13:30-16:30に開催。