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樸会員 古田秀が第15回北斗賞を受賞しました!

古田秀、第15回北斗賞受賞! このたび、樸会員の最若手古田秀さんが、株式会社文學の森主催の北斗賞(40歳までの作品150句を対象)にかがやきました。『月刊 俳句界』2025年2月号に自選30句と受賞の言葉が掲載されています。 選考にあたられた野中亮介先生、堀田季何先生、阪西敦子先生に、樸一同深く感謝申し上げます。秀さん、今までの弛まない努力が実り、おめでとうございます。 なお、本号の巻頭特集「俳句という芸術」に、恩田侑布子が拙稿を寄せておりますので、併せてご高覧いただければ幸いです。   受 賞 の こ と ば  ずっと目標にしてきた北斗賞に、4回目の挑戦で手が届きました。時期尚早か、満を持してか、どちらの気持ちもありますが、句集出版に向けて全力を尽くしたいです。コロナ禍の直前に滑り込むように樸の門を叩き、どんなときも正直で率直で容赦のない恩田先生の審美眼を頼りに俳句を続けて来られたこと、本当に幸運だったと思います。恩田先生、樸俳句会の皆さま、本当にありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。 古田 秀(ふるた・しゅう) 1990年北海道札幌市生まれ。 2020年樸入会。 22年全国俳誌協会第4回新人賞。 24年第3回鈴木六林男賞受賞。 -・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-  

一句鑑賞 角川『俳句』2025年1月号 恩田侑布子「新年詠七句」より

  ひらかれてあり初富士のまそかがみ 恩田侑布子   「あり」の強い断定と切れが、元旦の清涼感、潔ささえ感じさせ気持ちが良い。  富士を見たいがため、極寒の朝大勢が山に登ってくる。 雲一つ無い富士を見る時、何とも形容し難い澄んだ気持ちになる。 まそかがみがひらかれてあると俳人は直観する。 諏訪大社の御神鏡は、「真澄」というらしい。 富士を拝する人々の「真澄」の心と富士の「まそかがみ」が照らし合いますように・・・、 という恩田侑布子の祈りがこの1句には込められている。  「言葉は聖なるものの出来事である」・・ハイデガー  「お前はそれを訊ねるのか。   歌のなかにその精神はそよぐのだ、・・」・・ヘルダーリン まるで、初富士そのものの如く美しいこの1句のそよぎにゆだねる。 そして、「出来事である」の意味がおぼろげに解るのだ。 益田隆久(樸俳句会会員)