注目の一冊・岩淵喜代子『末枯れの賑ひ』

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photo by 侑布子

 俳句は「喜怒哀楽を心の中で消化した後に謳い出す精神の醗酵を待つ詩形」(『頂上の石鼎』二〇〇九年刊)という俳句観をもち、論作をよくする作者の熟成期の第七句集。原裕と川崎展宏、両師の詩脈を継ぎ、抒情と人間洞察において深々とした大人の渋い句集である。

(恩田侑布子選評)


iwabuchi
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